11周目-10 近江今津~近江高島(2008.11.13)
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1.輝く湖 今津駅を8時過ぎに歩き始める。朝早いので竹生島へ渡る観光船のりばもひっそりとして、桟橋には朝一番の便の観光船が一隻ぽつんと停泊している。
朝日に輝く琵琶湖。眩しくてとてもまともに目を向けられないほど。今日は朝から雲ひとつない青空で琵琶湖を取り巻く山々もくっきりと見えているが、水面近くの遠景は蜃気楼が出来ている。
2.ヨシ原の向こうに竹生島 針江浜近くのヨシ原。この辺りはかなり背の高いヨシが群生している。対岸の伊吹山(1377m)がヨシ原の上にそびえているが、足元が見えないので、ヨシ原の向こうがすぐ琵琶湖だとは思えないほど。背の低い竹生島はヨシの間からちらちら見える程度である。
ヨシの背が低くなった部分から竹生島がよく見える。竹生島の後ろに重なるように山本山(324m)。
3.木 道 深溝近くの湖周道路脇にある木道。かつてここは湿地帯で初夏には木道の両側にキショウブの花がいっぱい咲いて、ところどころ湖水の上を歩くところもあったが、今では完全に乾いた枯れ草の上に木道が続いている状態である。湖周道路と離れて約600メートル続く林の中の木道は束の間自然を満喫させてくれるプロムナードである。
4.安曇川南流 安曇川はこの少し上流で北流と南流に分かれ、大きなデルタ地帯を作っている。南流にある簗(やな)の下流付近から上流の眺め。この季節、簗は設置されておらず、杭だけが広い川幅いっぱいに曲線を描くように立っているのみである。
5.鴨 川 京都の鴨川と同じ名前の川である。湖西では安曇川に次ぐ大きな川である。琵琶湖に入る河口は大きく右にカーブしていくのでここからは見えないが、もう少し左に寄ると河口が確認できる。橋の上から水面を覗くと水はあくまで透き通っていて光を反射する波の形が水底の砂地にくっきりと写っている。
6.荒神山遠望 午後から急に琵琶湖の水の色が変わってきた。中間で線を引いたようにはっきりと水の色が分かれている。今まではずっと手前のような色であったのに。風が出てきた訳でもないのに、遠くの水の色は濃いブルーになっている。何が原因でこのような現象が起きるのか不思議である。対岸の小高い山は彦根近くの荒神山(284m)であろう。
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