琵琶湖逍遙14周目-9 2010.12.1
近江高島~近江今津 21km
今日の始点 ⇒・・・・
・・・・⇒ 今日の終点
今日は、琵琶湖一周コースの近くにある三角点を探したり、安曇川河口にある「滋賀県立びわ湖こどもの国」に寄ったりしていたので、意外に時間がかかってしまう。近江今津に着いたのは、日没後になってしまい、帰りの電車が近江今津駅を発車した頃には、辺りはもうすっかり暗くなっていた。 冬の日は短い。
1.コハクチョウ 近江高島萩の浜の沖合いには沢山のカモがいた。それら黒いゴマ粒のようなカモの群れの中に真っ白いコハクチョウの一団が混じっていた。コハクチョウは、いつもは安曇川より北ではよく見られたが、ここで見たのは初めてだったので、新鮮に感じられた。
2.鴨川 鴨川は、この辺りから大きく右にカーブしながら琵琶湖に入るので、ここからは河口を見ることは出来ない。
橋の上から見ると、水がとても透明で、手前の方では川底が透けて見えるので、写真でも川底の砂の色が写っている。
3.今在家集落 今在家の集落の北にある松ノ木内湖の更に北をバイパスが通っているので、集落内を貫通している道は、車が通ることはほとんど無く、とても静かである。その静かな道路に面して、両側に妻入りの古い民家が立ち並んで、独特の町並みが見られる。
4.新金丸橋にて 今在家の集落を東に抜けると、バイパスと合流する。旧道はバイパスを横切って、直進し、南舟木の集落へと入っていくが、バイパスはここで新金丸橋を渡る。ここから近江今津までは、立派な湖周道路となって続いている。この新金丸橋の上から見た河口の様子。
5.安曇川南流 安曇川(あどがわ)は湖西で最大の河川であり、この少し上流で、南流と北流に分かれて、大きなデルタ地帯を作っている。
旧道の南流に架かる本庄橋からは、下流に湖周道路の現代的な橋があり、景色にそぐわないので、ここまで歩いてきて、河口の様子と琵琶湖を見る。
湖周道路には立派な橋が造られてはいるが、両岸は自然の川岸林がそのまま残されており、美しい景観が保たれている。
6.滋賀県立びわ湖こどもの国 安曇川南流河口の左岸、湖周道路から5分位のところに「滋賀県立びわ湖こどもの国」という施設がある。アユの養殖を行っている「安曇川人工河川」の隣り。
広大な駐車場があるところを見ると、シーズンには、さぞ大勢の家族連れで賑わうのであろうが、今はシーズンオフの平日で、ほとんど誰もいない。
松林を透かして琵琶湖が見える。松林を抜けて湖岸に出ると、目の前に広大な琵琶湖が広がる。風もほとんど無く、暖かい陽を受けながら、昼食にする。
7.沖の白石 昼食をした湖岸からは、形がはっきりとわかるほどに沖の白石が望まれる。今日はよく晴れているのに、対岸の景色は霞んでいて、ほとんどうっすらとしか見えないが、伊吹山や多景島、沖の白石、荒神山等が確認できる。
沖の白石といえば、カヌーで遭難しかけて、やっとの思いで多景島に辿り着いたという苦い経験をした、忘れ難い場所である。琵琶湖のほぼ真ん中にある沖の白石であるが、ぼくの経験では、こんなにはっきりと形まで判るのは、この辺りだけのようである。
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