琵琶湖逍遙15周目-14 2012.2.12
比良~堅田 16.0km
今日の始点 ⇒・・・・
・・・・⇒ 今日の終点
1.三上山遠望 大津方面は晴れという予報であったが、この辺りでは小雪もちらついている。
南の方は明るいものの、空は一面黒い雲に覆われ、湖面もそれを反射して暗い。今日は一日、モノトーンの世界を覚悟して歩く。
2.エリ エリつぼを見に行く船だろうか。船溜りの施設が近くに無いのか、それとも、家の前からすぐに船が出せるからなのか。船をできるだけ浜に寄せて、渡した板で船に乗り移るようである。
3.雪雲かかる比良 比良連峰は、一日中、麓まで厚い雲に覆われて、その存在さえ判らないほどであったが、昼近くになって雲が動き、一瞬の間ここまで姿を見せてくれたのが精一杯で、またすぐに見えなくなってしまった。
4.橋板(はしいた) 最近はめったに見られなくなった橋板である。
この上に、バランスをとりながら上手に乗って、洗濯や野菜の洗い物をする、かつては湖辺に暮らす人々の生活の道具であった。
ここ和邇中浜には、まだいくつか残っている。隣りには、浜に引き上げられ、二本の脚を上にして仰向けにされているものも見られる。
また、海津あたりでは、特色ある町おこしのために、この橋板の数を増やす取り組みもされている。
5.小野駅前より 広い田んぼの湖側の縁に沿って、大きな木が並んでいて、夏はほとんど湖の景色が見えず、冬に、枯れ枝を透かして何とか湖の景色が望める程度だった。
それらの木々が全てきれいさっぱりと伐採され、琵琶湖がスカっと見えるようになっている。沖島、長命寺方面から岡山、三上山まで一望である。
願わくは、これが、建物で壁を作る開発の前兆でないことを祈る。
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