琵琶湖逍遙 堅田 2012.10.8

ミッチー

2012年10月09日 00:53


湖南 堅田




 1.ラピスモン

 堅田教会へ弟7回ラピスモン演奏会を聴きに行く。Lapis Monsとは。何語の辞書にも載っていない造語だそうである。Lapisは石、Monsは山の意味で合わせて石山。そう、ラピスモンは、石山高校の卒業生で結成された若手音楽家のグループで、ソプラノ歌手の中村はる那さんを中心に、チェンバロ、フルート、チェロ、ヴァイオリンのプロの音楽家で結成されている。
 ヴォーリズ建築にも興味があり、堅田教会もスケッチに訪れたことがあり、一層思い入れがあるので、2ヶ月に一度、堅田まで通っている。
 そして堅田へ行ったときには、堅田の町をあちこち散策するのを楽しみにしている。




 2.堅田教会

 1930(昭和5)年竣工。
 琵琶湖畔にはヴォーリズの教会がたくさん残されている。いずれも簡素であるにも関わらず、細かいところまで配慮の行き届いた味わいのある設計である。堅田教会もアーチをモチーフにした開口部や尖塔のある愛すべき建築である。特にこの堅田教会は、音響効果が素晴らしいとのことである。堂内には、ピアノをはじめ、オルガン、小型の電気式パイプオルガン、チェンバロがある。



 3.運河

 湖族の郷と呼ばれている本堅田にはあちこちに運河の跡が残っている。これもそのひとつで、今はもう使われていないと思われる。しかし画にはなる風景である。



 4.運河沿いの民家

 出島(でけじま)灯台付近の民家。向かいにある杢兵衛(もくべえ)造船所側から見ると、並んだ民家が見事に水面に映っている。格好のスケッチポイントであるらしく、ここで描いたスケッチをいくつも見たことがある。ぼくはスナップ写真でしかスケッチできないが。



 5.出島(でけじま)灯台と三上山

 日本最古の灯台も、今は役目を終えて、自動点灯する外灯となっている。対岸の三上山がまだよく見える程度に、少し暗くなるとこの灯台にも明かりが点く。
 堅田教会で演奏会が終わったのが4時過ぎだったので、出島灯台の点灯時間に合わせるべく、堅田の町並みをゆっくり散策しながら、ここへやって来る。5時半、まだ明るい。狭い通りを曲がって、急にこの灯台が見える場所に出ると、すでに灯りが点いていた。








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