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Posted by 滋賀咲くブログ at

2009年06月29日

琵琶湖周航の歌

高島市今津町 の位置



 1.「琵琶湖周航の歌」音楽祭 合唱コンクール

 「琵琶湖周航の歌」は、滋賀県人のみならず、かつて戦争を体験した世代の人たちにとっては、青春時代には常に心の「ふるさと」として、いろいろな思い出のある曲であろう。
 このあまりにも有名な「琵琶湖周航の歌」の発祥の地とされている近江今津で、毎年、開催されている (今年で第13回)、「琵琶湖周航の歌」音楽祭 合唱コンクールが、今年も6月28日に開催されたので今津まで出かけてくる。
 合唱コンクールは課題曲「琵琶湖周航の歌」と自由曲1曲で審査される。
 地元滋賀県は勿論、京都、大阪、兵庫、三重、愛知、福井等から31グループが出場し、この日は、編曲こそ違うものの、朝から夕方まで、一日中♪ 我は湖の子 さすらいの ・・・・・ ♪。そして、「琵琶湖周航の歌」は、三フレーズまで、と決められているので、どのグループも二番の歌詞  (♪松は緑に 砂白き ・・・・・ ♪)までは同じであるが、三フレーズ目は、三、四、五、六番の内から各々、思い入れのある歌詞を選んで演奏されていた。
 平均年齢77歳という合唱団から、全校児童が24名しかいない小学校なので、いつも何でも全校がひとつになって挑戦しているというグループまで、様々。
 審査員の講評のひとつに
 「琵琶湖周航の歌は名曲中の名曲なので、あまりにも合唱の技巧に偏った編曲をして、元の主旋律が感じられなくなっているものがあったのはどうか。琵琶湖周航の歌は、もっと素直に心の内面をしみじみと歌う方が相応しい曲である。」
 と言っておられたが、全く同感で、琵琶湖周航の歌は過度な編曲を加えない方がよいと思う。

 



 2.「琵琶湖周航の歌」記念碑と竹生島

 「琵琶湖周航の歌」誕生の町、今津。竹生島めぐり観光船乗り場にある「琵琶湖周航の歌」記念碑は、今津町をかたどった自然石に歌詞が刻まれている。平成6年建立。
 この観光船のりばから北へ100m位行ったところに旅館「丁子屋」がある。琵琶湖周航の歌は、当時、旧制第三高 等学校(現京都大学)の学生であった小口太郎がボート部の合宿で、ここに泊っていたときに、作ったとされている。近くには「琵琶湖周航の歌 」資料館もある。
 この碑のある場所からは竹生島が真正面に望まれる。観光船で、ここから竹生島までは25分で行ける。



 3.竹生島遠望

 竹生島と葛籠尾(つづらお)崎の間には山本山 (324m)が望まれる。対岸は長浜辺りか。また竹生島のずっと右の方 (画面の外)には、一際高い伊吹山 (1377m)も望まれる。

 ♪ 波のまにまに  漂えば
  赤い泊火  懐かしみ
  行方定めぬ  波枕
  今日は今津か  長浜か ♪





  


Posted by ミッチー at 08:45Comments(0)琵琶湖周航の歌