
2009年01月27日
今日の打出浜 2009.01.27
大津市打出浜 の位置
ぼくの 「琵琶湖逍遙」は冬季には、湖北は思わぬ積雪で歩くことができないことがあるので、専ら湖南を中心に歩くことにしています。そのためこのブログの記事も 「今日の打出浜」が多くなり勝ちです。
今日は朝の散歩から夜明けの打出浜の様子です。

太陽はもっと右の高層マンションあたりから昇ってくる。今朝は風が無いので琵琶湖の水面も穏やか。
この時間でも日の出前から湖岸の遊歩道はなかなか賑やかである。犬の散歩をしている人、ジョギングをしている人、徹夜で釣りをしている人、自転車で走っている人、夫婦や友人同志で楽しそうにおしゃべりしながら散歩をしている人、・・・・・・・・。
画面右側の一際高く聳えるシルエットは大津プリンスホテル。

地表に漂うモヤからスッくと上半分を出している三上山。
打出浜から見渡す琵琶湖の雄大な眺めも、ちょっと拡大して切り取ると必ず工事用のクレーンが1つや2つは入ってくる。世の中は未曾有の不景気だと言われているが、あちらにもこちらにも工事用のクレーンがいっぱい。

びわ湖ホール横の広場に大きな常夜灯がある。以前は琵琶湖文化館の前にあったものが打出の森が整備されるに及んでここに移動してきた。
昔は「石場の常夜灯」と呼ばれ、石場~矢橋 (やばせ)間の渡し船の目印とされた。1845年の建立。高さ8.4メートルもある大型の常夜灯で、基壇には建立発起人や京、大坂、名古屋の船仲間の名も多く刻まれていることから、琵琶湖水運にいかに広い地域の人びとが関係していたかがうかがえる。
朝早いのでまだ常夜灯にはあかりが点いているが、雪を冠った比良の山々は朝日に輝いている。

朝日を受けて白銀に輝く尾根が連なる比良連峰。降雪の後だと麓まで白くなるが、ここ最近は冬季を通じて、比良の山々は概ねこの状態で望まれる。

いつも同じ写真であるが、波の無い静かな湖面に映る比叡山の姿についカメラを向けてしまう。雪こそ見えないが、修行の場である山の上はさぞ寒いのだろう。ちょっと時雨れると比叡山の上半分は白くなる。