2014年04月25日
福山聖子絵画展
「マンポのとなり」 の位置

福山聖子さんの絵画展「近江の駅舎」を観に草津へ行ってくる。会場は「マンポのとなり」。今日が初日。4月30日まで。
このマンポは旧草津川の下を潜り抜けているトンネル(草津マンポと呼んでいる)をさしている。
「マンポのとなり」は、古民家を利用して地域のお年寄りたちが集える施設として使われている。ここで福山さんの絵画展を観るのは二度目である。
ちょうど、福山さんがいらっしゃったので、絵の説明や現地でのできごと等についてお話を聞かせていただく。
滋賀県には、JR東海道線、湖西線、北陸線、草津線、信楽高原鉄道、近江鉄道、京阪電車、そして今は無き江若鉄道等、多くの鉄道がある。これ等の鉄道には古い木造の愛すべき駅舎があったが、次々に新しいモダンな駅舎に建て替えられて、近年急速に失われつつある。これらの駅舎の絵を観ながら、しばし、絵による列車の旅を楽しませてもらった。
なかでも、「瓦ヶ浜駅」は湖岸散歩の行きや帰りに毎朝利用している駅である。
渋川マンポ の位置

草津へ行くついでに、渋川マンポを見に行く。古い写真で見ると、渋川マンポはレンガ造ではあるが、恐ろしく天井が低いトンネルで、自転車に乗ったままでは通れないほどである。自転車の人は腰を屈めるか、下りて押すかしている。
場所は、旧中山道がJR東海道線の下を潜って反対側へ出るところ。JR草津線のカーブが始まる辺り。

現在は、レンガの上に全面白いペンキが塗られているが、レンガの目地部分が凹んでいるので、レンガ造であることがわかる。ペンキが剥れた部分では、下地のレンガが見えている。

高さも当初より20センチ位掘り下げられていて、自転車に乗ったまま通れるように改修されている。そのため、周囲の道路からは、このトンネルに向かって下り坂になっている。
なぜこのようなトンネルが作られたのか。
恐らく、当時は周りは田んぼだらけで、田んぼに水を引く水路が東海道線を横切るために造られたものであろう。それが、近年、住宅が増えて人の通路になったものと考えられる。
それにしても、なぜ白いペンキを塗ってレンガを隠してしまったのだろう。ペンキが塗られる前の写真では、トンネルの中ほどに蛍光灯が一つついていたが、今は無い。照明をなくすために明るいペンキ塗りにしたのか。

京都蹴上インクラインの下にある有名なねじりマンポを参考に
これも非常に小さいトンネルであるが、レンガがむき出しのままなので大変趣がある。壁天井のレンガがねじれて張られているのが珍しい。
もしこれが、ペンキ塗りになったとしたら、面白くも何ともないただのトンネルになってしまうだろう。
渋川マンポもペンキを剥いで、元のレンガを見せてはどうだろう。
Posted by ミッチー at 11:59│Comments(2)
│滋賀の風景
この記事へのコメント
ミッチーさん
昨日はありがとうございました。
久しぶりにお出逢いし、お話ができて嬉しかったです♪
おっしゃってたマンポ、ほんとに煉瓦のほうが情趣がありますよね。
ミッチーさんの逍遥&発見&見所、これからもたのしみにしています。
またいろんなことをお教えくださいませ。
昨日はありがとうございました。
久しぶりにお出逢いし、お話ができて嬉しかったです♪
おっしゃってたマンポ、ほんとに煉瓦のほうが情趣がありますよね。
ミッチーさんの逍遥&発見&見所、これからもたのしみにしています。
またいろんなことをお教えくださいませ。
Posted by 福山聖子 at 2014年04月25日 23:06
福山聖子 さま
こちらこそ、先日はありがとうございました
ノリテツファンにはたまらない駅舎がたくさんありました。
5月に「ギャラリー唐橋」での絵画展も楽しみにしています。
こちらこそ、先日はありがとうございました
ノリテツファンにはたまらない駅舎がたくさんありました。
5月に「ギャラリー唐橋」での絵画展も楽しみにしています。
Posted by ミッチー
at 2014年04月26日 11:44
