› 新 琵琶湖逍遙 › 2011年11月

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Posted by 滋賀咲くブログ at

2011年11月02日

琵琶湖逍遙15周目-11    2011.11.1

堀切港

 今日は、堀切港から彦根まで歩くついでにこの近くにある三角点「切通」を探してみようとおもって堀切港にやって来る。
 地図で確認すると、道路から僅か120メートル位しか離れていない尾根の頂上にあるので、簡単に見つけられるものと思っていた。しかも地図にはちゃんと山道も記されているので迷うことはなさそうだった。
 しかし、地図を見て想像するのと現地へ行ってみるのとは大違いである。
 登山口はすぐ見つかったものの、山に取り付くといきなり急登が続き、山道も定かでないけもの道である。木の枝につかまったり、四つんばいになったりして、斜面をよじ登ること1時間半。ようやくそれらしい尾根にたどり着いたけれども、周囲は藪と潅木の林ばかりで、周辺を歩き回ってみても開けた頂上らしきところは少しも見あたらない。何度、地図と見比べても確かにこの辺に違いないのだが。
 結局、三角点を見つけられず、引き返すことにする。


 下りは登るときよりも更に難儀する。登ってきたけもの道はさっぱり判らず、藪の少ないところを選んで斜面を下って行く。もはや道はとっくに外れていた。樹間を通してチラチラと見える堀切港の位置を確かめながら見当をつけ、方向を何度も修正する。
 倒木や腐ってもろくなっている木が多く、体を支えようとおもってうっかり枝や幹をつかむと、ポキっと簡単に折れてしまう。急斜面に堆積した腐触土はクッションはいいけれども湿気を含んだスポンジ状態で、ストックや足場をしっかり固定できず、思いのほか深く埋まったり、ずり落ちたりするので危険であり、とにかく時間がかかる。
 登りの倍以上、3時間かかってやっと登り口まで下りてきてほっとする。
 今日は彦根まで歩くつもりでいたが、予定していた以上にここで時間と体力を消耗してしまったので、これまでとする。

 琵琶湖逍遙のついでにコース上にある三角点を訪ねてきたが、こんなに苦労したのは初めてである。しかも成果なしとは。ミイラ取りがミイラになってしまった1日だった。


  
堀切港の位置 


四等三角点「切通」の位置 




 1.堀切港より沖島を望む

 ここから沖島への通船が出ている。湖上10分で沖島に渡ることが出来る。
 沖島の後ろに見えるのは湖西の山々。



 2.三角点「切通」付近

 遂に見つけることは出来なかった。周囲は藪と雑木林がうっそうとしており、こんなところに三角点があるとは思えないが。しかし、地図では確かにこの辺である。



 3.大中(だいなか)に通じる水路

 琵琶湖の周りで最大の内湖であった大中湖と琵琶湖が繋がっていた水路が今も残っている。



 4.伊崎寺への道

 毎年8月に行われる伊崎の竿飛びで有名な伊崎寺への参道。








  


Posted by ミッチー at 16:04Comments(2)湖東