
2009年09月28日
琵琶湖一周の三角点-12
map 8 (No.073-074)

1. 設置場所を示す地図
2. 周囲の状況写真
3. 標石等の詳細写真
4. 付近の琵琶湖の風景写真
の4つで1セットになっています。
No.073 二等水準点 「No1561」 標高 87.246m
1.二等水準点 「No1561」 の位置
1.二等水準点 「No1561」 の位置

彦根市の湖周道路の車道と歩道の分離帯に設置されている水準点。
4個の保護石に囲まれている。

このような、植込みの中にある水準点や三角点は、樹木や草が繁っている季節には、非常に見つけ難い。従って、平地の水準点や三角点を探すには、草木の繁っていない晩秋から早春が良いように思う。
とくに、この標石のように、標識も無く、地面からあまり突出していないものは、4個の保護石が頼りになる。
因みに、この水準点は3月16日に発見。

彦根付近では、2km沖合いにずうっと多景島が見えている。案内の標柱は湖東の近江八幡休暇村から、湖西の近江舞子まで、約140kmを結ぶ遊歩道「近江湖の辺(うみのべ)の道」に設けられているもので、琵琶湖を巡る遊歩道の分岐点や曲がり角には必ず設置されており、歩いていても道に迷うことはない。
No.074 電子基準点 「彦根」 標高 91.97m
1.電子基準点 「彦根」 の位置
1.電子基準点 「彦根」 の位置

彦根市大藪町の児童公園内に設置されている「電子基準点」。
一見、焼却炉のような形をしているので、うっかりすると気が付かない。
最近は、従来の三角測量に代わって、光学的に距離を直接測ったり、人工衛星やGPSを使って、より精度の高い測量が出来るようになった。この電子基準点により、24時間データが自動的に観測されるようになった。

電子基準点の足元に設置されている「電子基準点付属標」。

波静かな穏やかな琵琶湖も、風が強い日は晴れていても、このように次々と白波が押し寄せてくる。こんな日は一日中、耳元が風の音でうるさくて、鬱陶しい。