
2009年02月22日
電車で琵琶湖一周 2009.02.22

今日はぬくぬくと電車で琵琶湖一周。しかもたった140円で。膳所駅から隣りの石山駅まで140円の乗車券を買い、反対方向に向かい、湖西線、北陸線、東海道線を径由して石山駅に至る。電車で琵琶湖をぐるっと一周したことになる。「近郊区間内ならば目的の駅に至る経路は自由である。」というJRの規定によるものであるので合法的である。(但し途中下車はできない。同じ駅を二度通過することはできない。)
幸い、近江塩津駅までが近郊区間内なので140円で琵琶湖一周が可能である。
これをやるのは湖北方面が雪が積もっていて歩けない時にこそ価値があるのだが、今日は沿線に比良山系以外では雪景色の気配さえ全く無かった。普通に行けば石山までは5分位、大回りをすると40倍近く3時間半もかかるので、いかに合法的であるとはいえ、こういうことをして喜んでいるのはよほど暇な人か、電車おたくですよね。

山科で乗り換えた電車が近江舞子止まりだったので、ホームから雪の比良を間近に見る。後続の敦賀行き新快速電車が直ぐに来たのでゆっくり雪の比良を見る暇もなかった。

北陸線が敦賀まで直流化される(2006年)までは、湖西線にもこのあたりに交直切り替えセクションがあり、無通電区間(10m位)を電車は惰行で走っていた。勿論その間、車内の照明やエアコンは一時停止する。車内放送でもその旨を知らせていた。この先の新疋田~敦賀間にあるループ線とともにマニアの密かな楽しみであった。同じような交直セクションは北陸線の長浜~虎姫間にもあったが、敦賀まで直流化されたので、敦賀~南今庄間に変更されている。新疋田~敦賀間にあるループ線は今も健在である。
琵琶湖の最北部、塩津湾が望まれる。遠景のもっこりとした山は山本山。

近江塩津駅で長浜、米原、彦根方面へ乗り換え。「大回りの人も近江塩津で乗り換えです。」と車内放送があり、大回りで琵琶湖一周の人気は高いようで車掌も心得たものである。
近江塩津駅は切符を売るおばさんがひとりいるだけで改札も集札もしないので、乗り換え時間の間に駅の外へ出られる。駅舎は切妻の民家風のなかなかユニークな外観をしている。
約30分待ってこの駅始発の新快速「姫路行き」に乗る。

北陸線余呉駅は余呉湖畔にある。余呉湖の釣り用桟橋には人、人、人・・・・、ワカサギ釣りの人たちで超満員。広い駐車場も車が一杯。ひと気のない閑散とした景色に慣らされた目にはびっくりさせられた眺めであった。