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2014年03月29日

琵琶湖逍遙 マキノ~永原  2014.3.28

今日の始点 ⇒・・・・



今日の終点・・・・⇒ 




琵琶湖逍遙 マキノ~永原  2014.3.28  1.海津集落遠望

 海津集落独特の景観。琵琶湖周辺の集落では、あちらこちらでよく見られる波除け石積みである。湖西の和邇中浜、大溝。湖北の菅浦等。
昔は琵琶湖も荒れることが多かったのだろう。自然の脅威から集落を守るために、先人たちの知恵によって築かれ、今に残された尊い遺産である。



琵琶湖逍遙 マキノ~永原  2014.3.28  2.海津漁協倉庫

 海津漁港の入り口にある古い倉庫。
扉に素朴な文字で大きく「海津漁協」と書かれているのが、素敵なデザインに見える。
壁には、かろうじて「海津小鮎配給所」と読める看板がある。いかにも琵琶湖の漁協らしさを感じさせる。



琵琶湖逍遙 マキノ~永原  2014.3.28  3.琵琶湖が見える

 旧道を歩いていると、町並みの中に、1階が湖側の庭まで筒抜けになっている倉庫があった。庭の石積みの向こうは琵琶湖である。
室内はがらんとしているので、車庫として使っているのかもしれない。暗い室内を通して見える琵琶湖が明る過ぎてまぶしい。



琵琶湖逍遙 マキノ~永原  2014.3.28  4.清水(しょうず)の桜への道

 海津天神社、宝憧院に寄って清水(しょうず)の桜の様子を見に行く。
途中で道が水道工事中で通行止めのため、畑の中の道を迂回させられる。
周位の山はまだ芽吹き前のモーヴ色であるが、この砂利道の両側はもう緑がいっぱいである。
正面左の方が、敦賀へと続く追坂峠である。
道路工事のガードマンは、「昨日は、追坂峠から吹き降ろしてくる風がとても冷たかった。」と言っていた。



琵琶湖逍遙 マキノ~永原  2014.3.28  5.桜はまだ

 このあたりの桜の開花にはまだ2週間位早いけれども、あの物凄い混雑と喧騒を避けて、まだ静かな海津大崎にやって来る。
天気は快晴なのに、霞んでいて、かろうじて竹生島が見える程度である。恐らく、今津から竹生島に通う観光船のエンジンの音がよく聞こえるのだが船影は全く見えない。
海津大崎の桜並木も老化が進み、細い枝先が途中で折れているのが目立つようになってきた。若木を植えて桜並木の保護に努めているが、この景観を作るには、あと何十年もかかるのだろう。



琵琶湖逍遙 マキノ~永原  2014.3.28  6.大浦湾のエリ

 波静かな大浦湾にはいくつかのエリが見られる。
対岸は大浦から菅浦、奥びわ湖パークウェイへと続く道。その道を走っているオートバイの音がここまでよく聞こえてくる。
海津大崎付近では、ほぼ眞正面に見えていた竹生島も、大浦湾の奥に進むに従って、湾口の半島の影に隠れて見えなくなる。
この静かな大浦湾の周囲にも、大型のリゾートホテルやレジャー施設、老人ホーム等が建ち始めてきた。



琵琶湖逍遙 マキノ~永原  2014.3.28  7.大浦の集落

 大浦湾は、地理的には塩津湾の方がもう少し北になるが、琵琶湖の北の端にあたる。
大浦は、江戸時代には塩津、今津とともに、北湖における丸子船による湖上交通の中心であった。丸子船は琵琶湖独特の形をした帆船(木造和船)であり、最盛期には琵琶湖全体で約1300艘もあったと記録されている。今ではほとんど見ることはできないが、大浦にある「北淡海・丸子船の館」で唯一実物を見ることが出来る。





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Posted by ミッチー at 10:56│Comments(1)湖西
この記事へのコメント
フォトグラフと文を拝見して、とても心地いい気分になりました♪
Posted by sho惑星 at 2014年04月16日 23:31
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