
2010年03月28日
琵琶湖逍遙13周目-10 2010.3.27
比良~堅田
1.蓬莱山
今日は久しぶりに朝から晴れのよい天気であるが、夜中には雨が降ったらしく、道はまだ黒く濡れているし、舗装していない砂利道には大きな水溜りが随所にできている。比良の山々の標高の高いところでは雪になったらしく、白い稜線が連なっている。
松の浦から雪で白くなった蓬莱山(1143m)を望む。シーズンには水泳客やキャンプでにぎわうこの浜も今はひとっこひとりいない。
2.紫木蓮
私の住んでいる膳所あたりでは、今やモクレンは満開であるのに、このあたりでは、比良から吹き下ろす冷たい風のせいもあってか、まだ開花していない。
白い花のモクレンはよく見られるが、琵琶湖には紫のモクレンがよく似合う。
3.エリ
漢字では魚へんに入と書く。琵琶湖独特の定置網漁法のひとつ。水中に立てた竹の棒(現在ではプラスチックのパイプがほとんど)の間に網や簾の子(これも現在ではプラスチック製)を張り、矢印の先端にあるツボと呼ばれる狭所に魚を誘い込む漁法。
エリの全体の形は美しい矢印の形をしているが、高い位置からでないとよく判らない。
これは二重の矢印のある大型のエリである。
遠景左に島のように見えるのは対岸の岡山。
4.波除け石積
かつて、琵琶湖の水害から集落を護るために設けられた波除け石積みは琵琶湖の周辺ではあちらこちらでよく見られる。
ここ、和邇中浜地区にも集落内の生活道路に沿って、約200メートル位石積みが見られる。近くに建てられている案内板によると、
「琵琶湖水害に対するさまざまな苦労のあかしであり、いつまでも残さねばならない琵琶湖沿岸の歴史でもあります。」
とある。
道路からは住宅一軒分に近い間隔で、浜に下りる石段やスロープがあり、広い浜は畑や花壇、洗濯物干し場等に利用されている。
5.三上山遠望
冬枯れの田も何となく緑っぽくなってきた。そのだだっ広い田んぼの中にポツンと、作業小屋ともいえない茶色に錆びたトタン屋根の構造物がある。田んぼの縁に並んでいる木々は、もう芽は膨らんでいるのだろうが、まだ、葉の出て来ない枝を透かして琵琶湖が望まれる。
そんな木々の間から、対岸の三上山(432m)が覗いている。
今日の始点⇒・・・・
・・・・⇒今日の終点

今日は久しぶりに朝から晴れのよい天気であるが、夜中には雨が降ったらしく、道はまだ黒く濡れているし、舗装していない砂利道には大きな水溜りが随所にできている。比良の山々の標高の高いところでは雪になったらしく、白い稜線が連なっている。
松の浦から雪で白くなった蓬莱山(1143m)を望む。シーズンには水泳客やキャンプでにぎわうこの浜も今はひとっこひとりいない。

私の住んでいる膳所あたりでは、今やモクレンは満開であるのに、このあたりでは、比良から吹き下ろす冷たい風のせいもあってか、まだ開花していない。
白い花のモクレンはよく見られるが、琵琶湖には紫のモクレンがよく似合う。

漢字では魚へんに入と書く。琵琶湖独特の定置網漁法のひとつ。水中に立てた竹の棒(現在ではプラスチックのパイプがほとんど)の間に網や簾の子(これも現在ではプラスチック製)を張り、矢印の先端にあるツボと呼ばれる狭所に魚を誘い込む漁法。
エリの全体の形は美しい矢印の形をしているが、高い位置からでないとよく判らない。
これは二重の矢印のある大型のエリである。
遠景左に島のように見えるのは対岸の岡山。

かつて、琵琶湖の水害から集落を護るために設けられた波除け石積みは琵琶湖の周辺ではあちらこちらでよく見られる。
ここ、和邇中浜地区にも集落内の生活道路に沿って、約200メートル位石積みが見られる。近くに建てられている案内板によると、
「琵琶湖水害に対するさまざまな苦労のあかしであり、いつまでも残さねばならない琵琶湖沿岸の歴史でもあります。」
とある。
道路からは住宅一軒分に近い間隔で、浜に下りる石段やスロープがあり、広い浜は畑や花壇、洗濯物干し場等に利用されている。

冬枯れの田も何となく緑っぽくなってきた。そのだだっ広い田んぼの中にポツンと、作業小屋ともいえない茶色に錆びたトタン屋根の構造物がある。田んぼの縁に並んでいる木々は、もう芽は膨らんでいるのだろうが、まだ、葉の出て来ない枝を透かして琵琶湖が望まれる。
そんな木々の間から、対岸の三上山(432m)が覗いている。