
2012年05月17日
琵琶湖逍遙 2012.5.16
湖東 大中(だいなか)

水を張った水面に向こうの山が映る何ということもない景色であるが、新緑の残る山々と植えたばかりの苗の明るい緑が鮮やかである。
田んぼの入口近くの畦道で軽トラを停めていたおじさんに
「ここへ座って絵を画いてもいいですか?」
ときいたら
「ここは田植えの作業の車が通るのでだめだが、この道の奥なら構わないよ。」
ということなので、作業の邪魔にならない場所に携帯椅子を拡げる。

交通量の多い湖周道路から離れて、琵琶湖岸に沿った土手の上に立派な道が付けられている。その道からは雄大な琵琶湖が望まれ、近くには伊崎の陰から沖島が覗く。更に沖島の後ろに高々と比良連峰が霞んで見える。

堀切港まで帰ってきたが、バスの時間まで2時間以上もあるので、木陰を探して堀切港を見下ろす所から沖島をスケッチする。
スケッチしている間にも、沖島方面から次々に漁船が帰ってくる。
まだ日も高く、今日は大変暑いので日陰が恋しい。