2008年11月06日
11周目-9 マキノ~近江今津 (2008.11.5)
今日の始点---→
---→今日の終点

JR湖西線のマキノ駅前から琵琶湖畔のサニービーチに向かって一直線に伸びる並木道の紅葉。並木道の歩道は清掃が追いつかないほどたくさんのケヤキの落ち葉がいっぱい。

山なみが琵琶湖に迫り、その山裾にへばりつくように海津の集落が望まれる。
画面の左の方、山なみの稜線が少し低くなっている辺りが、国道161号が野坂山地を越えて敦賀に至るいわゆる昔の「七里半越え」である。

知内川河口より琵琶湖北部の山々を望む。
知内川は一年を通じて比較的水温の変化の小さい河川なので、低温を好むビワマス(琵琶湖の固有種)が遡上する。川の水は透き通るように透明。川の土手のあちこちに、「10月1日~11月30日の間ビワマスの採捕を禁止する。」と書かれた看板やのぼりが建てられている。

水面に僅かな波紋が生じるので、微風があることがわかるほど穏やかな日である。入り江の向こうにちょうど竹生島が望まれ、単調な景色のアクセントになっている。

午後からは竹生島にも日が当たって少し山襞の陰影が出てきた。
竹生島の背後にうっすらと伊吹山も見える。

S字型にカーブする道の両側に民家が並んでいる典型的な旧街道の風景である。逆光のため建物は黒い影となり、S字型の道だけが白く光っている。古い集落の中を通る旧道はどこも狭く、このように微妙にカーブしながら続いている。
雪の多い地方らしく道の中央には融雪のためのスプリンクラーが設置されている。

今津に「ヴォーリズ通り」という通りがある。いつごろからこう呼ばれるようになったのか知らないが、この通りには僅か100m位の間にヴォーリズ設計の建物が3棟もある。旧百三十三銀行の建物を改修して公開している「ヴォーリズ資料館」、現在も現役の「今津基督教会」、木造2階建の「旧今津郵便局」の3つ。
ヴォーリズはキリスト教伝道師としてアメリカから来日(明治38年)し、主に近江八幡を中心に活動した。建築設計士でもあったので琵琶湖の周囲には彼が設計した教会や住宅を始めとする多くの建築が残されているがこの今津基督教会もその一つである。
海津の水辺景観
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Posted by ミッチー at 16:13│Comments(0)
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